香港版プレイガール ヤムチャ・ガールズ 地獄の鉄観音

おすすめランク 

原題:胭脂虎 
出演:
ヤン・フェイシャン/エルザ・ヤン (楊惠珊)
イーグル・リー(李小飛)
チアン・タオ(江島)
ワン・シア(王侠)

監督:チェン・チーチュー(張智超)
1983年度作品

もう、邦題だけでE級行きのこの作品!やっぱりストーリーも最低!

オープニング、香港の夜景がうつり、「-香港-冒険にあふれ、退廃に満ちた街」と英語のナレーションが入る。 すると次のシーンはいきなり、ナイトクラブのステージで美人でもハンサムでもない男女がピンクスポットに照らされて、丸裸で踊りを披露する。この踊りがすばらしいのか、観客がバカなのか、拍手喝采

そこで酒を飲んでいたチンピラのところに「遅れてごめんなさい。」と女がやってくる。チンピラはいきなり女を張り倒す。 それを見たジミー(イーグル・リー)はでしゃばってチンピラを殴り飛ばし、チンピラは「覚えていろ!」と逃げる。1発殴っただけでたいしたアクションもしてないくせに、ジミーは勝手にこの映画の中でヒーローに祭りあげられる。

ジミーは帰宅途中、さっきのチンピラの組織に呼び出され、組織のボス、フォンに会う。フォンたちのリンチにあうかと思いきや、 「よくやった!あのチンピラは面倒ばかりして困っていたんだ!わしの用心棒になってくれ!」とジミーがどんな人物か観客すらわかっていないのに、信頼されて用心棒になる。

ある日、フォンの娘の結婚披露宴パーティーが開かれる。そこでジミーはフォンの友人で香港南部を仕切っているトロと出会う。 敵対組織のボス、シュウはフォンが自分の組織を傘下におさめようと企んでいると思い、パーティーを妨害しようとする。一人の男がパーティー会場で出席者の一人を刺し、逃走。男とジミーとの何の迫力もないカーチェイスがちょこっとだけあり、男が崖から落ちて死んでしまう。このシーンがひどい。「キキー!ガチャン!ドカーン!」と音だけ鳴らして、車が落ちているところのシーンは撮さず、 どっかからパクったような車の炎上シーンを撮してる(←経費節減してるな(笑))。

その夜、ジミーは一人、ある倉庫に向かう。そこで待ち伏せていたラオの組織と全く迫力のないアクションを繰り広げる。 そこにラオがやってきて、なぜかジミーを食事に誘う。食事が終わり、エレベーターに乗ると、怪しい男たちが乗りこんできて、ラオは殺されてしまうのだった。

ラオの葬式に、ジミーは参列。そこに本作の主人公、ラオの娘、ミス・ラオ(ヤン・フェイシャン)もいて、彼女は父親の復讐を誓う。

ジミーが拠点の賭博場に帰ると、そこは自称アマゾンズと名乗る女5人組に荒らされていた。この女たち、ジミーに東映戦隊ヒーローモノのような自己紹介をする。一人一人背中に描かれた入れ墨を見せると、鷹、インコ、ウズラ、カモメ、フクロウの映像が映るのだ(笑)。 入れ墨を見せびらかして「どうよ!ビビったでしょう。」って感じで、カッコつけてるこの女5人組が賭博場を荒らした理由が「ギャンブルで負けて有り金全部すったのに、金貸してくれないからよ!」だって(笑)。その後、ジミーが「金がほしけりゃこい!」とどこかに連れていくシーンがあるのだが、どこに連れていったのかわからずじまい。(←ほんといいかげんでしょ!(笑))

場面変わって、またギャンブル会場。一人の女が金がなくなり帰ろうとすると、男に「お前が負けたら一枚ずつ服を脱げ!俺が負けたら大金をやる。がっはっはー。」と誘われる。女はその誘いにのるが、案の定、負け続け、最後の1枚になると「後ろを向いて。 はずかしいから。」とありがちなことをいい、それを見ていた周りの客30人くらい全員が後ろを向く。で、トンズラ(←予想通り~(笑))。男は必死に追い続け、レイプ。(←ヤリたかったのかよ(笑))

そこに助けが入る。ラオの娘、ミス・ラオがイメチェンしてエンジェルズという組織を作り、女5人を引き連れて登場。助けられた女と共に、その女の友人が売られた「処女の魔宮」なる売春宿を急襲。友人を助ける。

場面変わって、いきなりミス・ラオ率いるエンジェルズの特訓シーンが始まる。なぜか水着姿(笑)。そこに、さっきの鳥の入れ墨をした女5人組アマゾンズがいきなり現れ、ケンカを売る。で、しばらくアクションをしたら、アマゾンズのボスが「やるわね!あんた!あんたについていくわ!」と、「やるわね!」と言われるレベルのことなどしていないのに尊敬しちゃって“エンジェルス”に入団する。

またまた特訓シーンがはじまるのだが、水着姿はそのままで、今度はブリッジさせて股間ばかりをなめるように撮しまくってる(笑)。腹筋シーンでも顔を撮すことは眼中にないのか、見せたいのは股間!(笑)。

ミス・ラオによる特訓により、ついにエンジェルスはフォンの暗殺に向かう。暗殺を100%成功させるためにいろいろ計画したはずなのに、 海岸で女とイチャついているフォンをターゲットにして、白昼堂々暗殺を仕掛けたものだから、仲間の一人は殺され、フォンの手下に銃撃され、 そそくさとボートで逃げるハメになってる・・・。(←バカですか?(笑))

この後は何の伏線もなくジミーとトロが兄弟だったとか、ジミーは刑事だったとかドッチラケな展開もあるが、もう、つまらないというレベルを通り越して、わけわからんってことでストーリーはこのくらいにして・・・。

ほんと、1回見て理解できず、2回目はいちいちメモして見て、それでもよくわからず、 最終的に人物の相関関係を図式化したらようやくわかったわ。(・・・ここまでしないとわからん作品って(汗))

今回のブログ移行作業で、YouTubeにアップされていた動画を観たら、しょっぱなの男女の丸裸シーンがなく、イーグル・リー演じるジミーが舞台で歌うシーンになっていたので、全編、VHSと見比べるという、誰も望んでいない苦行をするハメに(笑)。

見比べた結果、差し替えしていたのは、しょっぱなの丸裸シーンだけで、後は、VHSの方が、カットする意図が不明だが、会話シーン、バイクアクションシーンなど、ちょこちょこカットしてた。あの無価値な丸裸シーンにわざわざ差し替えたのはなんでだ??(笑)。

本作の英題が、キネマ旬報社刊「中華電影データブック」に「Deadly Silver Angels」と記載されていたので、それで動画を探しても見つからず、いろいろ調べたら「Virago」「5 Lady Venoms」と複数存在しているのが判明。動画を見つけるのに難儀したな(汗)。

なお、製作年は1981年と記載されているものもあるが、「中華電影データブック」のデータを元にした。

邦題の“地獄の鉄観音”。観音すらでてこないまるで意味のないフレーズだけど、こういう言葉をこの作品を見て思いついちゃう人ってある意味すごいよな(笑)。