シティーハンター

おすすめランク D 

原題:城市獵人

出演:

ジャッキー・チェン成龍

ジョイ・ウォン(王祖賢)

後藤久美子

リチャード・ノートン

チンミー・ヤウ(邱淑貞)

キャロル・ワン(溫翠蘋)

パル・シン(單立文)

マイケル・ウォン(王敏德)

ロー・ワイコン(盧惠光)

レオン・ライ(黎明)

エリック・コット(葛民輝)

監督:バリー・ウォン王晶

1993年度作品

北条司原作の「シティーハンター」をジャッキー主演で香港を舞台に映画化した作品。コミックスは揃えてたし、アニメも観てたし、ジャッキーが冴羽獠をどのように演じるのか、劇場に観に行くまでは楽しみだったのだが・・・。

『腕利きの私立探偵リョウは、日本の新聞王から香港へ家出した一人娘・清子を連れ戻すよう依頼される。彼女が豪華客船に潜り込んだことを知ったリョウは、喧嘩別れした助手のカオリを追って船内に乗り込むが、そこへテロリストの一団が現れる。(日之出出版「俺たちのジャッキー・チェン」より引用)』

劇終後に一緒に観た友人とボロカスに文句を言い合ったのを思い出したな(笑)。非常に違和感を感じてしまい、その後、ビデオをレンタルすることもなく過ぎてきたが、ブックオフでDVDが290円(!)で売られていたため、購入し、久しぶりに観たけど、やっぱり違和感が(笑)。

これは、どういうテンションで観ればいいんだ?(汗)。ヤバい薬とか飲んで観ないと楽しんで観れない気がするんだけど(笑)。「ジャッキーが冴羽獠を演じてくれるだけで嬉しい!」なんて見方は、かつてジャッキーバカ(ジャッキーがバカではない。)だったボクでもムリ(笑)。

しょっぱな、マイケル・ウォン演じる槇村が殺されるんだけど、ここでのジャッキーとのやりとりで、「あ、あかんやつかも。」と思い、ジャッキーが夢の中、プールで美女に囲まれ、ジョイが何度起こそうとしても起きないシーンで、脳内で拒否反応が起きはじめた(笑)。

その後も、腹が減ったジャッキーの「俺のパンを返せ。」「ハンバーガー行かないで~。」のくだりとか、唐突にエリック・コットたちが広東語版の「ガラガラヘビがやってくる」を歌いだしたりで、拒否反応が増幅(笑)。しっかし、ガラガラヘビの尺は長かったな。「まだやるか?」って思ったし。

ここまでで30分以上経過し、作品とボクの間に壁ができあがってしまったので、たとえ面白いことをしてたとしても、受け入れられない状態だったな。ジョイに付きまとうパル・シンは、うっとおしいだけだったし、「死亡遊戯」がスクリーンに映ってる前で、ジャッキーがブルース・リーの動きを真似て、長身男を倒すとか、なんとも思わなかったし。

極めつけは感電したショックで、「ストリートファイター2」のキャラにジャッキーたちが変身してバトルするシーン。ハチャメチャを通り過ぎてて、開いた口が塞がらなかったな。

ラストのジャッキーVSリチャード・ノートンのバトルも素手素手のガチンコバトルをしてほしかったのに、トンファーでのバトルがメインで、ちとガッカリ。たいした決め技もなく、ノートン爆死で終了だったし。

他の吹替え版では、石丸さんがバトル中の「ヤァ!タァ!」とかセリフなしの声も吹替えしてるけど、本作ではセリフ以外はオリジナルだったな。「アイヤ!」とか言ってたし(笑)。

エンディングのNGシーン。ジャッキーと同じ衣装着た人がチラチラうつったけど、ジャッキーの替え身だろうな(笑)。

困ったことに、ジャッキーは映画でどんな役をしても劇中のキャラより、ジャッキーの方が勝ってしまうんだよな。これは、俳優としては致命的な部分でもある。本作のようにコミックやアニメで冴羽のキャラを知っている状態で、ジャッキーが演じると、「え?これ、冴羽でもないし、ジャッキーでもない。」って困惑しちゃうんだよな。ジャッキーがもっこりまでやってたら、ドン引きしてたかも(笑)。

あー、違和感の本質がわかった。劇場で観たころのボクにとって、ジャッキーは英雄だったんだわ。巨乳がハンバーガーに見えたり、アラフォーのジャッキーがセクシー女性を見て、目が釘付けになるなんてこと、してほしくなかったんだわ(笑)。

配役にも物申したいね。ジョイ・ウォンとチンミー・ヤウを逆にすればよかったのでは?ジョイの方が冴子にマッチする。まぁ、カオリ役ってのもチンミーには合わないけど(汗)。当時はバリー・ウォン監督のゴリ押し感が半端なかったから、チンミーがキャストに加わってるのは致し方ない(笑)。

本作のプロデューサーは日本通でも知られたゴールデン・ハーベストのチャイ・ラン(蔡瀾)。どうもボクは相性が悪いのか、この人がプロデュースした作品で面白いと思ったのがないのよね(汗)。  

長らくDVDは権利関係の都合で発売されてなく、ようやく発売されたものも、画質が悪かったし、初めてDVD化されたのは日本語吹替えのみだったし、ジャッキー作品にしてはクオリティが低かったな。まあ、たとえエクストリームエディションが発売されたとしても、ボクは買わんだろうけど(爆)。