キョンシー・キッズ 精霊道士

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原題:精霊寶寶//殭屍怕怕
出演:
レオン・カーヤン (梁家仁)
ユエン・チョンヤン(袁祥仁)
ユエン・シュンイー(袁信義)
サイモン・ユエン・ジュニア(袁日初)
ツェン・トンチュン(鄭同村)  他
監督:ユエン・ウーピン(袁和平)
1986年度作品

ユエンブラザーズとレオン・カーヤンが主演、ユエン・ウーピン監督作。

邦題に”キッズ”とあるように児童向け作品。だいぶ前にVHSでレンタルしたけど、対象年齢書いとくか、キッズコーナーに置いといてほしかったな。

ネタは、子どもが喜びそうなベタなパターンばっかり。
“カンフーキッズ5人組”の2人がケンカしている時に、師匠が「何やってる!?」とやってきたら、「修行の最中です。」ってごまかしたり、チャイルドキョンシーをカンフーキッズが師匠にバレないように匿うのだが、物入れに隠していたら、そこに師匠が向かおうとして、不自然に「あそこには入ってない。」とはぐらかしたり、チャイルドキョンシーが物入れから出たいと足をバタバタさせると、キッズも足をバタバタさせ、師匠に「うるさい!」としばかれたり・・・。

8時だョ!全員集合」パターンもある。道士役の志村だけがキョンシーを見てしまい、いかりやや加藤たち町の住人に「キョンシーキョンシー!」 と伝えるけど「そんなもん、いるか!」「うそつき!」とののしられ、結局はいかりやの後ろにキョンシーが現れ、「うわあ!!」 ってなるネタ。(←懐かしいな・・・(笑))

BGMが子どもの合唱っていうのも、ボクはあまり好きじゃない(汗)

“ユエンブラザーズ”作品では主役に抜擢される率の高いサイモン・ユエン・ジュニアの本作の役柄はどうかなと・・・。大人のくせに“カンフーキッズ5人組”を児童知能レベルでいじめてる(笑)

“カンフーキッズ5人組”の姉貴分の役の子の動きが“ミシェール・ヨー”クラスで、この当時から、真後ろにきた敵を自分の頭まで足を上げて蹴り倒すという今では見慣れてしまった柔軟技を披露してくれている。

チャイルドキョンシー役は、「幽幻道士」シリーズの“トンボ”役、ツェン・トンチュンがキバをはやしながら熱演している。“トンボ”ファンの方は必見!(笑)。「幽幻道士」シリーズの人気を受けて、TBSが製作したスピンオフ作品「来来!キョンシーズ」は毎週欠かさず見てたもんなあ。“スイカ頭”だとか、“チビクロ”だとか、ものすごく小学生レベルが記憶しやすいネーミングだもんだから、いまだに忘れられない(笑)

オープニング、エンディングの出演者の欄に“カンフーキッズ5人組”の名前が全くなかったのもどうかと思ってしまった。

レオン・カーヤンとユエンブラザーズが出演してるのに、この仕上がりってのが、非常にもったいなかったな。レオン・カーヤンがキョンシーでてきて「うわあ!うわあ!」と逃げ惑うのは、どうにも納得いかない(笑)