激突!キング・オブ・カンフー

おすすめランク 

原題:霍元甲

出演:

レオン・カーヤン (梁家仁)

倉田保昭

サイモン・ユエン・ジュニア (袁日初)

コウ・フェイ//フィリップ・コー(高飛)

フォン・ハックオン(馮克安)

ユエン・チョンヤン (袁祥仁)

リー・カーティン(李家鼎)

サン・クァイ(山怪)

監督:ユエン・ウーピン(袁和平)

1982年度作品

「ドラゴン怒りの鉄拳」の精武館のモデルとなった上海精武体操学校を創設した霍元甲(フォ・ユイカン)の少年時代から青年時代までを描いた作品。

『少年時代のフォ・ユイカン(サイモン・ユエン・ジュニア)は体が弱く、父親(コウ・フェイ)は先祖から伝わる武術“霍拳”を彼に教えることを一切しなかった。ある日、コウ・ホウサン(倉田保昭)と名乗る男が家庭教師としてユイカンの元にやってくる。コウは、門外不出の“霍拳”を盗もうと日本からやってきたのだった。コウはユイカンがカンフーを学びたいことを知り、父親にバレないように修行をさせる。 コウはユイカンにカンフーの基本を教え、自分は“霍拳”のほとんどを盗み、姿を消す。それから12年が経過し、ユイカンは独学で“霍拳”をマスターし、有名になるのだった・・・。』

“霍拳”の稽古風景は門外不出。ユイカン少年の家庭教師として雇われたコウが武術ができないフリをし、のぞき見しまくるんだけど、秘密を知りたい人は汚い手を考えるんだから、徹底して隠さないと。結局、コウに、“霍拳”を8割も習得されちゃってる(汗)。

その後、ユイカンが12年もの間、道場の看板裏からのぞき見して、“霍拳”をマスターしちゃうんだけど、あんなところで見てたら、どう考えても見つかるだろ。・・・あ、さては、父親はユイカンに習得してもらいたかったけど言えずじまいで、見て見ぬふりしてたな(笑)。

少年ユイカンが家庭教師コウと別れるシーン。ユイカンは大切にしていた翡翠をコウにプレゼントし、再会を誓う。その時、将軍の息子がからかいにやってきてバトるんだけど、その息子とボディーガードをコウが殺しちゃったことが、後で全く問題にならず完全スルー。将軍ブチ切れ案件のはずなのに(笑)。

イカンが乗ってる船上でのシーン。白人至上主義の男にこびへつらう役でフォン・ハックオン、それをからかう役でユエン・チョンヤンの登場。チョンヤンの演じるキャラが衣装を変えた”妖怪道士”で、やってること一緒(笑)。このシーン、本筋に全く関係なかったな。

イカンとボクシングチャンピオンとの対決シーン。もっとイップマンレベルで盛り上がるのかと思ったら、チャンピオン弱すぎて、速攻終了。史実に基づくようにこのシーンいれたんだろうけど、チャンピオン側に恨まれて仕返しがあるとかの伏線もなく、不要なシーンになってしまってたな。ちなみにチャンピオン側についてたじじい役のフォン・フン(馮峯)は、フォン・ハックオンの父親(初心者向け豆知識(笑))。

日本人武道家、三木(リー・カーティン)との対決で、ユイカンは三木を叩きのめすんだけど、この後、三木が切腹しちゃうんだな。修行し直して再チャレンジすればいいだけなのに、どうでもいい恥だの誇りだので切腹なんてしなくてもよかったのにね。こういう人って、残念な人でしかない。

イカンが山口江十郎なる人物と対決することになるのだが、ユイカンの前に現れたのは、少年時代に家庭教師だったコウ。コウが山口江十郎だったのだ!・・・って、山口江十郎と書いた名刺を渡すんだけど、書いてるひらがながヘタクソなこと!(笑)。

山口を演じた倉田さんが特訓するシーン。顔だけ老けたメイクをして、ボディは鍛えられちゃってるから、やたら不自然(笑)。

ラストのバトルは見事だったな。山口がユイカンとの師弟関係をなくすため、ユイカンがプレゼントした翡翠を砕き、ユイカンを本気にさせようとする演出もいいし、決着がついた時の翡翠のくだりは感動してしまった。まあ、殺さなくてもよかったのにとは思ったけど。

久しぶりに観なおしたけど、当時のカンフー映画の中では、クオリティがかなり高い作品。本作がビデオ化されたもののDVD化されていないのが残念でならない。