おすすめランク A
原題:半斤八兩
出演:
マイケル・ホイ(許冠文)
サミュエル・ホイ(許冠傑)
リッキー・ホイ(許冠英)
リチャード・ン (呉耀漢)
シー・キェン(石堅)
監督:マイケル・ホイ(許冠文)
1976年度作品
この作品、今までにスパイク、ユニバーサル、パラマウントからDVD化されてきたが、2013年にはついにBlu-ray化。 いやぁ、スパイク版も持ってるけど、吹替えが収録されておらず、この頃は広川さんの吹替え版を観ることすら簡単ではなかったんだよな。 それが、ユニバーサル版で吹替え版が収録され、パラマウント版のDVDは1500円で発売され、そしてBlu-ray化!これこそ奇跡だ!
『探偵事務所を開いているウォン(マイケル・ホイ)は、助手のチョンボ(リッキー・ホイ)、秘書のジャッキーとともに日々、さまざまな依頼に 取り組んでいた。ある日、探偵になりたいという1人の青年、キット(サミュエル・ホイ)が事務所にやってくるのだが・・・。』
DVD、サミュエルが歌う主題歌や挿入歌に日本語訳詞をつけてくれてたのがうれしかったなぁ。いっつも意味不明でデタラメに歌ってたからなぁ(笑)
マイケルが浮気した男性を尾行するシーン。髭剃り半分でやめちゃった状態の顔、何回観ても爆笑してしまう(笑)
マイケルがスリされたと勘違いして調理場でバトルするシーンはこの作品の見せ場の1つ。白い粉をぶっかけられて穴のあいた調理器具で よけたら顔が白斑点になっちゃったり、ノコギリザメを武器にバトルしたり、ソーセージヌンチャクが登場したりと爆笑シーンの連続!
道場で大男の後にチビ男が登場するシーンはデンジャラスモード突入だよなぁ(笑)。チビ男がマイケルを叩いてマイケルが振り返ったら誰もいなくて「おかしいなぁ?」とかやってるの吉本新喜劇の池乃めだかとネタ、一緒だし(笑)。
スーパーマーケットでのサミュエルと万引き犯とのバトルシーン。ワンチャイでおなじみの「将軍令」がBGMで流れたところはニヤリとしてしまった。スーパーマーケットの店内で五獣拳を使うっていうシチュエーションも笑える(笑)
マイケルが料理番組を聴きながら同じ鶏料理を作ろうとするシーン。途中でサミュエル、リッキーが体操番組に替えたの知らずに、 鶏の首を回したり、挙句の果てにマイケルが腹筋してる(笑)。・・・腹筋する前に気づけよ!(笑)
マイケルの字では書けないあのケガしたときの叫び。いつもいばってるマイケルが、ほんとに痛そうにしているのがおもしろすぎる(笑)。
有名な割に武術指導はサモ・ハンが、プロダクションマネージャーはジョン・ウーが担当していることはそんなに知られていないこと。
この作品のリピート鑑賞率は広東語バージョンが高いのだが、久しぶりに日本語吹替え版で観てみた。 他のMr.BOO!シリーズよりも広川節がかなり控えめだったことを思い出した。「だめじゃん。」「それもだめじゃん。」って “じゃんじゃん”関東弁使ってたのが強烈に印象に残った(笑)。・・・広川節が少なくてもおもしろかったってことは、 やはりこの作品は傑作なわけである!(笑)
しっかし、サミュエルの声をビートたけしがやってるって今となってはありえんことだよなぁ。「コマネチ!!」って言ってたし(笑)
公開時のパンフレットでは、「ミスター・ブーと呼ばれるための10ヶ条」なるものが書かれてあった。
1.永遠に2枚目でない男であること/2.ケチ、しかし貯金はゼロの男であること/3.吉野屋の牛丼と、養老の滝の牛丼、 どちらがうまいか毎日食べ比べてみるような男であること。/4.カラオケで「うまい!プロになれ」と言われて、本当にレコード 会社に売り込みに行くような男であること。/5.時々、ネクタイのしめ方を忘れて鏡の前で1時間、真剣に悩むような男であること。 /6.「人生はかけだ」とえらそうなことをいいながらパチンコをやり、いつも負けて後悔するような男であること。/ 7.女性には全く関心がないような顔をして、毎日パンツを変え、エチケット・ライオンと、ワキガを気にしてエイト・フォーを欠かさず 使用するような男であること。/8.もちろん女を愛し、男にも同等の愛情行為を向けられるような男であること。/ 9.映画は東和(この作品の配給元)しか見ないといいながら、何とかタダで映画を見ようと努力するような男であること。/ 10.決して、人を憎まないいい性格の男であること。
上記の10ヶ条を実行すれば、あなたも“ミスター・ブー”と呼ばれます!!わーいわーい!(・・・全くうれしくない(笑))
↑サミュエルじゃなく、リッキーがライブで主題歌歌ってる動画見つけた(笑)