オペレーション:レッド・シー

おすすめランク 

原題:紅海行動

出演:

チャン・イー(張譯)

ホアン・ジンギュ(黃景瑜)

ハイ・チン(海清)

ドゥー・ジアン(杜江)

ジャン・ルーシャー(蒋璐霞)

チャン・ハンユー(張涵予)

サイモン・ヤム(任達華)

監督:ダンテ・ラム(林超賢)

2018年度作品

中国600億円超えのメガヒット!中国海軍全面協力で贈る純度100%のミリタリー・アクション超大作ってことで、プロパガンダ全開だと承知のうえで観たけど、いやあ、すごい作品だったな。

『中東某国で内戦が勃発。海軍による救出作戦で、現地に在留する多くの中国国民が無事出国する中、一部地域や大使館に取り残されてしまった人々を救出する任務を負った”蛟竜(こうりゅう)突撃隊”の精鋭たち。激戦をくぐり抜けながら自国民を救出していくが、一人の女性がテロリストによって連れ去られてしまう。蛟竜突撃隊は彼女を救出するためテロリストが制圧する危険地帯に足を踏み入れるのだが、それは150人とも200人とも言われる武装テロリスト集団をたった8人で制圧しなければならない、前代未聞の過酷な作戦だった・・・。(公式サイトより引用)』

スタートから2時間まで、ハラハラドキドキのリアルな戦闘シーンの連続で、息つく暇もなかった。ずーっと緊張感があって、2時間後に1つのミッションが完了し、「あー、よかったよかった。」と思ってたら、もう1つのミッションが残ってて、「あのー、もう満足なんだけど。」ってつぶやいてしまった(笑)。120分の食べ放題が終わったのに、勝手にツレが単品注文しちゃう感じ(笑)。

しっかし、上層部の蛟竜突撃隊への依存度はひどいな。2つ目のミッションは至急、別の精鋭を集めて、任務させないと。蛟竜突撃隊の残ったメンバーだけであのミッションやらせるのは無謀すぎ。

サイモン・ヤムが登場した時は、故郷に帰って知人に再会できたような気分になったな(笑)。それくらい、知らない本土の俳優ばかり。知ってたのチャン・ハンユーと、女性隊員のジャン・ルーシャーだけ。チャン・ハンユーは艦長役で指令出す役だったし、ジャン・ルーシャーもそんなにメジャーじゃないから、現場で戦闘するメンバーの誰がどうなってしまうのか予想もつかず、そのへんは新鮮だったな。ドニーやリンチェイがメンバーにいたら、あっけなく死ぬなんてないしね(笑)。

テロリストのやることって悪魔にとりつかれてるよな。子どもを殺すぞって脅して、父親の体に爆弾つけて車を運転させて、突撃させちゃうとか(汗)。

自分がスナイパーに狙われてるって知ってからの恐怖って想像を絶するよな。それも長距離からだったら、見当もつかないし完全にパニック状態。

バスが爆破された時の、乗客のグロさはなかなかだった(汗)。これが現実だよね。こういう状況に遭遇しても、冷静に任務を遂行しようとする隊員には敬意を表するわ。任務完了後にPTSDで苦しむ人も多数いるだろうね。

本作を観てると、クーデターが起きそうな地域には行かないことだし、住んでる人は、ヤバいと思ったらさっさと自国に戻るべきだよな。平和ボケで無知なお花畑さんが人質になって、その人だけを救出するために多くの人が関わって、その上、隊員が犠牲になるなんて無茶苦茶な話はない。

女性記者みたいに1人の個人的な復讐心や正義感だけでは、世界にはびこる闇には到底太刀打ちできないって。虎の尾を踏んで、自殺にみせかけた暗殺をされるのがオチ。ある組織を潰したって、それを操る強大な存在がいるんだから。長い年月かけてプランを練って同志を集めないと、不幸が連鎖するだけだわ。

ラストの南シナ海のくだりはいらなかったな。もう、それまでで中国海軍が強いことは、充分わかりましたから!(笑)。まあ、政府のプロパガンダが露骨だと嫌悪感は抱くけど、ハリウッド作品なんて、とっくの昔からプロパガンダだと観客に気づかせないように巧妙にしてるわけだしね。本作のようにプロパガンダだよって示してくれた方がそういう視点で観れるから逆に安心かも(笑)。

目の肥えたミリタリー・アクションモノ好きの人には、見慣れたシーンばかりで、さほど評価は高くないだろうな。野っぱらで延々とカンフー対決するのばっかり観てると、高評価が少なくなるのと同じ(笑)。