ハッピー・キョンシー2

おすすめランク D   

原題:開心鬼放暑假
出演:
レイモンド・ウォン (黄百鳴)
フェニー・ユン   (袁潔瑩)
メイ・ロー (羅美薇)
チャーリン・チャン (陳嘉玲)  他
監督:クリフトン・コウ(高志森)
1985年度作品

開心シリーズの2作目。本作でフェニー・ユン、メイ・ロー、チャーリン・チャンが「開心少女組」というアイドルグループを結成して主題曲も歌っている。 

『前作で、レイモンド・ウォン演じた霊は転生し、末裔として生まれ変わる。その子は超能力を持っており、大きくなって学校の先生(レイモンド・ウォン)として開心少女組の通っている学校にやってくる。 フェニーたちは教師に反抗しまくる問題ありありの少女たち。レイモンドが彼女らの担任になると、レイモンドにいろんなイタズラをしまくるのだった・・・。』

原題「開心鬼」の”鬼”にあたる霊は、本作ではほとんど登場しない。

これって、前作で霊が持っていた能力を、教師が超能力を持ってるって設定に置き換えただけだよな(汗)。バレーボールの試合で、最後は超能力に頼らず生徒たちだけで勝ったってのも前作とパターン一緒だし。

フェニーたちのイタズラがやりすぎ。椅子に接着剤つけたり、レイモンドの恋人にレイモンドが書いたことにして卑猥な手紙を読ませたり、最終便の船なのにレイモンドを騙して島に置き去りにしたり。

水泳大会のシーン。なーんか、チクポチしているような、していないような・・・(←ああいう状態をそう言うんだって、調べて初めて知った(笑))。パッド付きの水着をチョイスしなかったスタッフの悪意を感じる(笑)

何度もフェニーたちのイタズラで、校長に怒られたり、恋人に誤解されて嫌われたりしてるのに、レイモンドが休日にフェニーたちと遊びに行ったりしてるのが意味不明。また何かイタズラされると思って、なるべく関わらないようにするのが、普通だろうに。

さんざんレイモンドはイタズラされたあげく、学校をクビになるわけだが、その段階になって、クラスの生徒たちが泣き出してる。イタズラ番長のフェニーですら、涙を浮かべてるのが、訳わからん。あんたのせいなんですけど。

この作品の見どころをあえていえば、「開心少女組」のあどけない可愛さだけかな。

スパイクのDVDジャケットの出演者欄。出演者と代表作が記載されてるんだけど、メルヴィン・ウォンの代表作が「死霊の受胎」(汗)。そんなDVD化もされてない気持ち悪いタイトルより、「ファースト・ミッション」とか「検事Mr.ハー 俺が法律だ」とか、他にもあるだろうに。

邦題の副題が「女子高生したいほうだい」。・・・女子高生をしたいほうだいではないので勘違いなさらず(笑)