香港極道 野獣刑事


おすすめランク 
原題:神探父子兵
出演:
アンディ・ラウ劉徳華
ユン・ケイ//コリー・ユン(元奎)
ウー・マ(午馬)
トン・ピョウ(董驃)  他

監督:ユン・ケイ//コリー・ユン(元奎)
1988年度作品

『香港警察総監トン(トン・ピョウ)の息子、ロウ(アンディ・ラウ)はスコットランドヤードに留学していた特捜班(C・I・D)のエリート警部。一方、総監トンの同級生マ(ウー・マ)は未だに平巡査で、息子のダン(コリー・ユン)も腕っぷしは強いが学校も出ていないため同じく警官として勤務している。父親同士も親友なら息子のロウとダンも親友だが、ダンは劣等感にさいなまれつつも、C・I・Dの編入を夢見ていた。トン総監の口利きで、ダンはやっとC・I・Dに入れたが、張り切りすぎて麻薬取引の手入れに失敗、その上、同僚の警官を死亡させてしまう。汚名返上のため、ダンはロウと協力し命をかけて、麻薬組織壊滅に乗り出すのだった・・・。(DVDジャケットより引用)』

DVDで観たけど、日本語吹替えしか収録されてない。このパターン、初めて遭遇したかも。VHSの頃に日本語吹替え版しかレンタル店に置いてなかった記憶があるけど、そのソフトをそのままDVDにしたのかね?

アンディの吹替えを古谷徹さんが担当していたのには、びっくりした。ウー・マの吹替えは聞き覚えのある声だなぁと思ってたら、怪物くんのオオカミ男役の神山卓三さんだった。「そうでがんす。」ってなつかしい(笑)

ウー・マとコリー・ユンが親子という設定に違和感があったなあ。兄弟くらいの年齢差だろ。・・・って調べたらウー・マが1942年生まれで、コリーは1950年生まれ。これで親子はダメだ(笑)。敵役のチン・シウホウをコリーの役にしてたら、しっくりしただろうな。

コリー・ユンの役柄に同情できなかったな。周りにずっと反抗的な態度だし、親の培った人間関係でせっかくC・I・Dになれたのに、チームワーク乱して、独断で失敗しちゃうとか、バカというか、人間性に問題があるわ。劣等感抱いてるっていうけど、こういう輩は子供の頃から、勉強することとか嫌なことから逃げて生きてきたから、辛抱する能力が欠けて育ってしまった結果なんだよな。自業自得。

自ら不幸になる方を選んでるなって思ったシーン。知人の子どもをコリーの家で預かることになるのだが、ホルスターにしまった拳銃を置きっぱなしにしてたら、案の定、子どもがおもちゃの拳銃とすり替えちゃってる。なんで、そういう危機意識をもてないんだろうね。やっぱ、バカだ(笑)

製作総指揮がサモ・ハンなので、サモ・ハンはもちろん、リチャード・ン(呉耀漢)、アンソニー・チェン(陳友)、アルフレッド・チョン(張堅庭)なんかもチョイ役で出演。

ヒロイン役シャオ・フンメイの透け乳シーンがあるんだけど、サモ・ハンのその頃(今はしらん(笑))の嗜好か?七福星でもロザムンド・クァンにさせてたし。まあ、嬉しいけど(笑)

字幕で観る率が高いから、「くそったれ!」っていうセリフ、久しぶりに聞いたな(笑)。洋画の吹替えでは今でも言ってるのかね?・・・普段の生活で「くそったれ!」なんて、聞いたことも言ったこともないな(笑)

邦題のイメージと内容が乖離してるんだよね。邦題だと、いかにもダニー・リーが出演しそうな香港ノワールって感じ(笑)