おすすめランク B
原題:天使行動Ⅱ火鳳狂龍
出演:
ムーン・リー(李賽鳳)
エレイン・ルイ(呂少玲)
アレックス・フォン(方中信)
監督:テレサ・ウー(胡珊)
1988年度作品
天使行動シリーズ第2弾!!
『香港の大実業家の誘拐事件を無事解決した“エンジェルズ”たちは休暇の為、 マレーシアを旅行することになる。旅行中、エンジェルスのメンバー、フォン(アレックス・フォン) は大学時代の親友、青年実業家のビーターとCIA職員、マルコと再会する。その2人を、メンバーのムーン(ムーン・リー)、エレイン(エレイン・ルイ)はフォンに紹介され、 エレインとピーターは次第に惹かれあうのだった。マルコはピーターを首謀者とするマレーシア政府クーデター計画の疑惑調査を開始する。が、兵士に見つかり監禁され、ピーターの手により射殺されてしまうのだった・・・。』
アクション監督をスタンリー・トンが担当。前作でアクションスターでもないのに、さんざんな目にあわされた(笑)西城秀樹は降板し、アレックス・フォンが主演に昇格。
序盤の誘拐事件を解決後、マレーシア旅行に行ってから、ボロタクシーに乗るとか、ピーターの屋敷で素手で飯を食べるとか、ナイトクラブでくだらないショーを観ながらフォンが親友2人と一気飲みするとか、どうでもいいエピソードがあって30分くらい不要な気がしたな。
ムーン・リーがスタントなしで、地上25メートルの高さから爆破と同時にジャンプするシーンは圧巻!!ちゃんと本人がやってるとわからせるために正面から顔をバッチリ撮影している。
本作でも火だるまになって、爆風に吹き飛ばされるシーンが続出!両足が燃えてるのに、しばらくカットせずにうつしちゃってる。
ムーン・リーと兵士二人のバトルは、マジで必死な顔しながら闘うムーン・リーがステキ(笑)。
ラストのフォンとピーターのバトルは、それまでのムーン・リーのアクションに比べるといまいちだったな。水辺でバシャバシャとバトルするのって、やってる人たちは大変だけど、観ている側はそれほど迫力を感じないのよね(汗)。で、最後の最後、敵のピーターが「殺してくれ。」って銃をフォンに渡そうとするところを、エレインに撃たれちゃうんだけど、ピーターに殺される可能性があったのに、フォンが「ピーター!」って叫んで、心境が変化してるのがよくわからん。撃ったエレインも「やっちまったー。」って感じだったし。
本作のチラシ↑。主演のムーン・リーらよりもハンパじゃない大きさで後半に登場したマレーシア支部の“エンジェルス”役の女性がうつっちゃってる。おまけにムーン・リーが1人で25メートルジャンプするシーンも、隣に謎のシルエット男が飛び降りている。なんでこうしたくなっちゃったのかわからん!!(笑)
チラシの“みどころ”ってところに「逮捕覚悟!無許可で撮影された クアラルンプール市内でのド迫力のカーチェイスシーン」なんて書いてあったけど、無許可なことを“みどころ”にするなよ(笑)。
パート3があるから生存確認はできてるけど、本作だけだとピーターが撃たれたところでエンディングになってしまい、ムーン・リーの消息がわからんままになってるよな。脱出直後に火薬庫が大爆発したから、「群狼大戦」みたいに火だるまになってたりして(爆)。