デブゴンの快盗紳士録

おすすめランク 

原題:貓頭鷹與小飛象

出演:

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
ジョージ・ラム(林子祥)
ディニー・イップ(葉德嫻)  他

監督:サモ・ハン・キンポー(洪金寶)

1984年度作品

『太めのダンボと痩せのフクロウは、かつてそれぞれ世間を騒がせた大怪盗。だが今では犯罪から足を洗い、普通の生活を送っていた。ある日、二人の正体を知るという男の指示により、初めて顔を合わせたダンボとフクロウは、極秘捜査に駆り出されてしまう。迷走しつつも指令をこなしていく彼らの行く手には、悪徳組織の魔手が待ち受けていた・・・。(ツイン公式サイトより引用)』

サモ・ハンがエアロビクスのインストラクターをしてるシーン。どう考えても、第一印象でほとんどの人が、「女デブゴンにはなりたくない。」とか言って、その教室入らないだろ(笑)

施設で非行少年たちが刃向かうシーン。シーズン・マ(馬斯晨)演じる少女が指導員のミシェールをボロカス言って泣かせるんだけど、言ってることは間違ってないんだよな。「住む世界が違う。」ってほんとそうだし。あれだけ反抗してたのに、ジョージ・ラムが諭したら、えらい簡単にそこにいた非行少年全員が心変わりしちゃったのは、「えーー!?」って思ったな(笑)

刑事のフォン・ツイファン(馮淬帆)が、施設の用務員に扮して、サモ・ハンとジョージ・ラムを監視するシーン。耳が聞こえないフリをしたのは、「うまいこと考えたな。」と思ったけど、やるなら徹底しないと。結局、会話しているところをサモ・ハンに見つかってボッコボコ(笑)

サモ・ハンとディニーが恋仲になる作品って、本作の他に「燃えよデブゴン4ピックポケット!」「サイクロンZ」なんかもあったけど、当時のサモ・ハンはディニーにぞっこんラブだったんだろうな(笑)

ミシェール・ヨー(楊紫瓊)は、83年にミス・マレーシアに輝き、サモ・ハンにスカウトされ、本作でスクリーン・デビューを飾った。本作ではまだ、全くアクションはしていないので、ミシェールのアクション見たさに本作をお選びなさらずに。

原題の“小飛象”とは、中国名でダンボのこと。英題を意味のわからん”bumbo”にしたのは、権利上の問題だったんだろうな。どっかのコピー天国なら、あの象に”bumbo”って書いて、普通に商品化してそう(笑)

武術指導をラム・チェンインとユン・ワーが担当してるんだけど、この製作年でチョイ役でも出演しなかったのはなんでだろうね?ユン・ワーは84年はショウブラ作品で4作ほど出演していたから多忙だったのかな。

VHSでレンタルされてたけど、置いてる店がなかなかなくて、発見した時はうれしかったな。長らくDVD化されず、パラマウントからハッピー・ザ・ベストで発売された時は驚いた。

邦題って長らく”怪盗”って思い込んでたら、”快盗”だし(汗)。邦題を考えた人に紛らわしくもあえて”快盗”と名付けた理由を聞きたい(笑)