Miss杜十娘

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原題:Miss杜十娘
出演:
ミッシェル・リー (李嘉欣)
ダニエル・ウー (呉彦祖)
リディア・サム (沈殿霞)
クリフトン・コウ (高志森)  他

監督:レイモンド・トー(杜國威)
2003年度作品

『超人気風俗嬢のニョン(ミッシェル・リー)は、いつか自分にふさわしい素敵な男性が現れることを夢見ていた。 そんな彼女の前に、友人に連れられ女郎屋にやってきたのがリー(ダニエル・ウー)だった。 ニョンはリーを運命の人と心に決め、泥酔していたリーに添い寝して朝を迎え、夜にスケベ行為をしたとでっちあげしてしまう。 ニョンの猛烈なアプローチでリーにも恋心が芽生え、長期間、女郎屋に居てしまったリーは手持ちのお金を使い果たしてしまうだった。

ニョンは自由になることを夢見ていたため、女郎屋のオーナー、夜叉ママ(リディア・サム)にリーが10日以内に金千両を払ってニョン を身請けすることをムリヤリ約束させるのだった。 結局リーにはそんな短期間に千両など集められるはずもなく、ニョンが何とか集めて晴れて自由の身に。

しかしニョンの幸せはつかの間だった。リーの両親がこの結婚に大反対し、リーは悩む。そこにリーの幼馴染みの男が現れ、ニョンに一目惚れし、 どうにかしてニョンを自分の物にしようと企む。彼は酔ったリーに「家風を汚してはいけない。」と説得し、ニョンを5千両で売り渡すことに 同意させてしまうのだった。このことを知ってニョンは悲しむ。取り引きの日、ニョンは大切にしていた宝の入った宝石箱とともにリーの前で 船から身を投げるのだった・・・。』

劇中、♪ボンバーナ、ボンバーナ♪ってしょっちゅう流れる曲が耳障りだったな。

ミッシェルみたいな美人が風俗嬢だったら誰でも一度は指名したいだろうなあ(笑)。 しっかし、ミッシェル以外の女郎屋の女性たちはたいしたのがいなかった。完全にミッシェルだけで男を釣ってがっかりさせる方式(笑)

ミッシェルが船から身を投げる前のシーン。ミッシェルの宝石箱の中身を見たとたん、ダニエルが「愛してる!」「妻よ!」ってコロっと態度が変わるだけど、ほんと、「こいつと結婚しちゃあかんわ。」って誰もが思うわ(笑)。まあ、おかしくなって、平気で宝石を次々と投げ捨てるミッシェルに対しても、同じこと思ったけど(笑)

ミッシェルはほんとに罪作りな女だわ。ダニエルの自分への愛を確かめるため、侍女だった処女の女の子にダニエルを誘惑するよう、ほぼ強制的にやらせ、その結果、侍女はラブラブだった男にブチ切れされてフラれて、最後は風俗嬢になっちゃってる。 その時、侍女に告白されたダニエルはきっぱり拒否してたくせに、後から侍女にチュッチュッてキスしたりして、このダニエルのどうしようもなさに 「ほんと、顔だけ!」って思ってしまった(笑)

ダニエルがやっちまった原因って、結局、酒だよなぁ。 酒は、ほどほどに・・・。

明代の通俗短篇小説集「今古奇観」の「杜十娘怒りて百宝の箱を沈むること」を元に映画化。過去にも映画化されてはいるが、これを今さら映画化 していったい何が言いたかったんだろう?まあ、ボクなりに考えると①飲みすぎるな(笑)②顔だけ人間に注意(笑)③顔がよくて不幸になることもある。④アホな美人もいる(笑)ってところかな。

エンディングで、ミッシェルが無一文からまた風俗嬢になるんだけど、ミッシェルの前に別役でダニエルが登場。また懲りずにイケメンつかまえて 同じ過ちしていくんだろうなぁと思った(笑)

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