導火線 FLASH POINT

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原題:導火綫
出演:
ドニー・イェン(甄子丹)
ルイス・クー(古天樂)
コリン・チョウ(鄒兆龍)
ファン・ビンビン(范冰冰)  他
監督:ウィルソン・イップ(葉偉信)
2007年度作品

『中国への返還を間近に控えた1997年の香港。正義感が強すぎるマー刑事(ドニー・イェン)は、逮捕の度に犯人に瀬死の重傷を負わせてしまうため、署内では問題児扱いだ。そんな彼が今追っているのは、ベトナム人3兄弟アーチャー(レイ・ロイ)、 トニー(コリン・チョウ)、タイガー(シン・ユー)率いる凶悪な犯罪組織。相棒のウィルソン刑事(ルイス・クー)が潜入捜査を行っていたが、トニーに正体を見破られてしまう。彼らはウィルソンの命を狙い、恋人のジュリー(ファン・ビンビン)を人質に卑劣な手段を使う。遂にマーの怒りが頂点に達し、マフィア相手に1人戦いを挑んでいく!(公式サイトより引用)』

いやあ、おもしろかった!なんか「うおーーー!!!」って感じになる作品は久しぶりに観たな。

ドニーのキャラ設定が完全な暴力刑事(笑)。半年で一カ月平均40人負傷させてる刑事って、人格的にかなりダメだろ(笑)

ルイスがファン・ビンビンをベッドで抱いてるシーン。なんだ、この美男美女は!。絵になりすぎだろ(笑)。テレビでよく”美人すぎる〇〇”なんてのやってて”すぎない”人ばっかりだけど、ビンビンはほんと、美人すぎるわ。

ルイスの正体がバレるシーンは、ドキドキしたなぁ。コリンに「携帯、貸せ。」って言われた時のルイスの表情(汗)。しっかし、潜入捜査してたら、こういうリスクは付きまとうんだから、念には念を入れてバレない対策しとかないと。

コリン・チョウの何を考えてるかわからない眼がコワい!笑っても眼は笑ってなくて、ちょっとでもからかったら突然、殴りかかってきそうな感じ(笑)

ルイスの家で、刑事仲間とパーティーするシーン。お届け物のチキンに爆弾が仕組まれてるんだけど、刑事の誰一人、不審に思わなかったな。まだ事件が解決してないし、ドニーが過去に傷害を起こした数からも、相当、いろんな奴に恨まれてるはずなんだから、いろんな事に神経張りつめておかないと。このシーンで上司役のケント・チェンが「ちょっと待って!」ってセリフがあるんだけど、なぜか日本語(笑)

病院のエレベーターでドニーとシン・ユーがバトり始めた時に、開いていたドアからドニーを援護しようと女刑事がエレベーターに入っちゃうんだけど、判断ミスすぎ(笑)。ドニーと共闘しようと思っても金魚のフンレベルで邪魔だろ。あんな狭いところで銃をむけたらどっちに当たるかわからんし。入院してたファン・ビンビンの部屋にとっさに向かい、誘拐されてしまうのを阻止すべきだったな。まあ、コリンに殺されちゃうだろうけど(汗)

ドニーがシン・ユーを追いかけた後のバトル。出たー!ドニーの華麗な空中後ろ回し蹴り!かっこいい!!シン・ユーがガキを人質にして、そのままブン投げて負傷させた時の、導火線に火がついたドニーの表情とカメラワークがすばらしい!それからの怒涛の膝蹴り攻撃!

ラストのドニーとコリンのガチンコファイトは、総合格闘技の要素も入っていて、凄すぎたな。敵役のコリン・チョウはまさに適役!ドニーが少しでも気を抜けば、負けるかもしれないと思えてしまうバトルは、ほんと見応えがあった!ドニーの鼻血シーンは、「サイクロンZ」のジャッキーより、リアリティを感じたな(笑)。総合格闘技といえば、昔、WOWOWでリングスを放送してたけど、ヴォルク・ハンが腕ひしぎ逆十字きめた時は、めっちゃ興奮したのを今でも覚えている。顔が歪むほど前田が痛がってたもんな(笑)

しばらく廃盤だったが、2020年4月24日に日本語吹替えを収録したBlu-rayが発売。おススメなので未見の方はぜひ!