狼/男たちの挽歌・最終章

おすすめランク 
原題:喋血雙雄
出演:
チョウ・ユンファ(周潤發)
ダニー・リー(李修賢)
サリー・イップ(葉倩文)
シン・フイオン(成奎安)
チュウ・コン(朱江)
ケネス・ツァン(曾江)
リッキー・イー(伊凡威)
トミー・ウォン(黃光亮)
パークマン・ウォン(黃柏文)
テディー・イップ(葉榮祖)
ラム・チュン(林聰)
監督: ジョン・ウー呉宇森
1989年度作品

本作はボクの中では、最高傑作という位置づけ。初めて観た時から30年以上経っても”恋は盲目”状態なのか、ケチをつけるところすら見つからない大好きな作品。

『銃撃戦の最中、クラブ歌手のジェニー(サリー・イップ)を巻き込み失明させてしまった殺し屋のジェフリー(チョウ・ユンファ)。彼は仕事から足を洗おうとしていたが、彼女の目の治療費を稼ぐため、組織から最後の殺しを引き受けることになる。だが、その仕事がもとで、ジェフリーは刑事リー(ダニー・リー)から追われる身になったうえ、口封じのため組織からも命を狙われ始める。一方、組織に相棒を殺されたリーは、ジェフリーを執拗に追い続けるうち、正義感から警察組織から爪弾きにされている自分と、孤立していくジェフリーの姿が重なり、彼に奇妙な絆を感じ始める。やがて、同じ敵を持つ者として互いを認め合ったジェフリーとリー。彼らは二人だけで組織との最終決戦に臨む・・・!(Blu-rayジャケットより引用)』

中学生の頃、「男たちの挽歌Ⅱ」のビデオに本作の予告編が収録されていて、「めっちゃ、観たい!」と神戸の西灘劇場に友人と観に行ったな。同時上映が「続・西太后」で、こちらはつまらなかったので、途中退場(笑)。で、もう一度、観たいと、別の友人と、まだ上映してる映画館を探して、布施のフセ東劇2で、再鑑賞。同時上映した「暗殺の報酬」って作品が「狼」の前で、「これが終わらないと始まらない。」と、あまりのつまらなさに耐えたのは、未だに友人との語り草になっている(笑)。

これな~、レビューするにも、言葉で表現できないくらいのインパクトをボクに与えたんだよね。「スゲー!かっこいい!痺れる~!の最上級!!」なんて言葉では伝わらないんだよな(笑)。ということで、以下に書く感想は、その言葉以上だとご認識のうえ、お読みくださいませ(笑)。

オープニング。サリーの歌う主題歌「淺酔一生」が流れながら、ユンファがスローモーションで教会を出ていくシーンが、はい、かっこいい!(笑)

クラブでの銃撃戦。テーブルに置かれた銃を、テーブルを蹴って手に取るアクションは、少年時代にこたつのテーブル使って”勝手にリメイク”してたな(笑)。

ボートからライフルで狙撃するシーン。太鼓が鳴り出して太鼓とユンファが交互にそれもだんだんと速くなるカット割りがすばらしい。

海岸での銃撃戦。ユンファが狙撃してきた1人目を倒した後、2人目に銃を放つ間の、複数の方向から撮影するショットがかっこよすぎ!!

ユンファがチュウ・コン演じるシドニーの裏切りにあうところ。ユンファが銃をテーブルに置いたほんの隙にシドニーがその銃を奪って、ユンファに向ける。ユンファが笑みを浮かべる中、シドニーはトリガーを引くが、弾は入っていなかった。・・・トリガーを引かれた時のユンファの哀しみは想像を絶するよな。

銃撃戦後、銃を向けられたシドニーの「弾は残ってるのか?」の問いに「プロは最後の一発は残す。敵のためか、自分のためにな。」と答えるのは、ほんと痺れたな。

事件現場でソファーに座るリーとユンファを交互に写しながら流れるサリーの挿入歌「隨緣」がいいのよ~。

ユンファとサリー演じるジェニーが滞在していたシドニーの家にリーがやってきて、その後、銃撃戦になるシーン。リーに対してジェニーが銃を向けトリガーを引いてしまい、 泣き叫ぶところは、強烈に印象に残ったな。

もう、本作の男の熱い友情は、羨ましく思えるほどだよなぁ。死んでしまった時に嗚咽するほど泣ける友人を増やしたいものだ。

教会での銃撃戦は、何度、観たかわからないな。これぞ、凄絶!!

マリア像が破壊され、ユンファがリーに「銃をくれ!」って叫ぶまでに流れるヘンデル作曲の「メサイア  Part I, No 1. Sinfonia」がシーンに絶妙にマッチしてるんだよね。それからの、ユンファの二丁拳銃がかっこよすぎ!!

ラストの悲しい二人のすれ違いは、「ここまでしなくても・・・。」って涙したな。あの風の音が印象的。

西灘劇場で買ったパンフレットを久しぶりに読み返してみたけど、一番記憶に残ってたのが、血だらけの白いスーツを着てメガネをかけたユンファとリーが、ツーショットで写ってる写真。思いっきりの笑顔でピースしてるユンファがステキ(笑)

Blu-rayに収録されてた日本語吹替えでも観てみたけど、違和感があった。オリジナルではそんなに強調していない、敵が撃たれた時の「うわあ!」「うお~!」って声がかなり耳障りだったな(汗)。

Blu-ray特典映像のジョン・ウーインタビューは、当ブログでも紹介した伝説のおバカビデオ(笑)「ドキュメント男たちの挽歌 香港ノアールの戦士達」から。

↓今回、YouTubeで見つけたカットシーン。ユンファ作品もジャッキーみたいなエクストリームエディション的なもの、発売してほしいよなぁ。