男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い

おすすめランク B

原題:英雄本色Ⅲ 夕陽之歌

出演:

チョウ・ユンファ(周潤發)

アニタ・ムイ(梅艶芳)

レオン・カーフェイ(梁家輝)

時任三郎

シー・キエン (石堅)

ナム・イン(南燕

監督:ツイ・ハーク       

1989年度作品

時はシリーズ1作目より前。1974年のベトナム戦争末期のマークを描いたストーリー。

『1974年、ベトナム戦争末期、陥落間近のサイゴン。マーク(チョウ・ユンファ)は従兄弟のマイケル(レオン・カーフェイ)を香港へ連れ戻しにやってくるが、政府軍の軍曹に裏切られ、危機にみまわれる。危ないところを救ったのはシンジケートの女ボス、キティ(アニタ・ムイ)だった。やがてマークとキティ、ふたりは恋に落ちる。そんなおり、行方知れずとなっていたキティのボス、ホー(時任三郎)が現れ・・・。(Blu-rayジャケットより引用、修正)』

劇場で公開されて以来、今回の更新でほぼ30年ぶりに観た。観直して見直した(笑)。挽歌シリーズで括って、他と比較してしまうからダメで、本作だけで判断するべきだった。

本作は中学3年の時に、「絶対、おもしろいから観にいこ!」と強引にクラスメイト3人を連れて、かつてあった難波ジョイシネマに観に行った作品。見終わった後、クラスメイトたちの長い沈黙が今も記憶に残っているくらい、長年、つまらない作品、2度と観ない作品と評価してきた。

他の挽歌シリーズと比較して、「なんで、男と男の友情じゃなくて、恋愛?」「なんで、ユンファが2丁拳銃してくれないの?」というのが、根本的な理由だったと思う。だって、挽歌シリーズなら銃撃戦見て「スゲー!スゲー!」と興奮したいもの(笑)。

久しぶりに観ると、これはアニタ・ムイの作品だわ。ユンファより銃撃シーン多いし、かっこいいし。

アニタ演じるキティのマーク(ユンファ)への心情をアニタはうまく表現してたな。特に時任三郎とユンファが対峙した際に、ユンファに会えた嬉しい表情から、一変、これから起こる出来事を予感した時の表情がすばらしい。

印象に残ったユンファのセリフ。「期待しすぎると失望も大きいってわかったんだ。」
・・・わかる(笑)。

税関はイヤなシーンだったな。あのメガネかけた奴、30年ぶりに見たけど、脳内の嫌いなリストに入ってた(笑)。登場した途端に嫌悪感を抱いたな。

今回、Blu-rayを購入し、特典映像の「撮影現場潜入&チョウ・ユンファインタビュー」を観たら、以前、前サイトでレビューした「ドキュメント男たちの挽歌」を編集して収録していた。ラッカー・フェイスの字幕の上に「レオン・カーフェイ」って追記してた(笑)。この特典映像はほんとに貴重。

ラスト、アニタの歌う主題歌「夕陽之歌」がBGMで流れながら、アニタを抱きしめ涙するユンファにもらい泣きしてしまった。アニタの歌声って癒されるんだよなぁ。