ブッシュマン キョンシーアフリカへ行く

おすすめランク B 
原題:非洲和尚
出演:
ニカウ(歴蘇)
ラム・チェンイン(林正英)
クリストファー・チャン(陳山河)
ピーター・チャン(陳龍)  他

ナレーション:
チャウ・シンチー周星馳
ン・マンタ(吳孟達
監督:ビリー・チャン(陳會毅)
1991年度作品 

あの「ブッシュマン」で世界的に有名なニカウさんとラム道士の夢の共演が実現!

「イギリス在住の中国人サムはご先祖様のミイラを入手。故郷の香港で安らかに眠ってもらおうと、道士を呼んでミイラをキョンシーにしてロンドンを飛び立った。だが、飛行機はアフリカに不時着。そこでサムと道士はニカウさんに出会う。彼らが白人の奴隷商人とその手下の部族に苦しめられているのを知った二人はキョンシーを使って戦いに挑む。しかし、奴隷商人に味方するプードゥー教の呪術師が、ジャイアント・ゾンビを蘇らせる!ここに世紀のキョンシーVSゾンビが実現!!一方、悪党に囲まれ窮地に落ちたニカウさんを救うために道士が呼び出したのは、何とブルース・リーの魂!?(DVDジャケットより引用)」

チャウ・シンチーとン・マンタがナレーションを担当していて、人気急上昇中だった頃の2人の掛け合いを聞けるのも魅力の1つ。

道士たちが乗った飛行機が操縦不能になり、パラシュートで脱出することになるのだが、キョンシーがなぜか怖いらしく、飛び降りようか躊躇してる(笑)。 それを見た道士、容赦なく蹴り落としてる(笑)。

キョンシーが降り立った場所にいたのがニカウさんたち。そりゃ、キョンシーが空からやってきたらビビるわな(笑)

道士とサムは、キョンシーと離れ離れになり、2人が降りた場所には、ライオンが(汗)。ラム道士がライオンに遭遇するシチュエーションだけで、なんか笑える。ライオンの次にでてきたのが、サイ。これは、どう見てもぬいぐるみ。道士様がお札に火をつけて攻撃すると、 サイがお札を踏みつけて、火を消してる(笑)。

キョンシーを探すため、上空から行方を探そうと道士が考えたのは、パラシュートをパラグライダー代わりにしようとするもの。で、それを引っ張るのがダチョウ!ダチョウに乗るのは道士!ラム道士がダチョウにまたがって、アフリカの大草原を走っているシチュエーションが、やったらおかしい!(笑)

道士とニカウさんの対面シーン。蛇を取るために穴に脚を突っ込んでるの見て、伝統的民間療法だと勘違いした道士。何の疑いもなく、自ら穴に脚を突っ込んだら、大蛇に引きずりこまれてる(コワー!)。

下痢になった道士。紙がなかったので、葉っぱを潰す作業をしてたおばさんに葉っぱを2枚もらおうとするが、うまく伝わらず、「後で洗って返す。」って言ってる。きたねーだろ!!(笑)。その後の下痢排泄中のコブラ出現は、もう、最悪の最悪。絶対に遭遇したくないわ。

キョンシーの飛び跳ねるマネをするちびっ子たちが無邪気で、ほのぼのとしたな。

キョンシージャイアント・ゾンビの対決。本作のキョンシーは、感情を持っていて、泣いたり、怖がるのよ(笑)。一度、ジャイアント・ゾンビに立ち向かうんだけど、「ムリだ。」と思って、ビビッて逃げてきちゃうし。周りに弱虫扱いされ、ちびっ子たちにまで唾を吐かれる始末。

クライマックスは、ニカウさんにブルース・リーが憑依してのバトルシーン。ニカウさんがブルース・リーのマネをして「ハー!」と腕の筋肉を振るわせたり、 「ワチャー!」と蹴り飛ばしたり、敵を踏みつけながら、ブルース・リーみたいに顔をゆがめたりしている。ニカウさん、芸達者だな(笑)。

ニカウさんたち部族の会話も字幕つけてたら完璧だったんだけどな。全然、関係ないことしゃべってたりして(笑)。

ニカウさんはこの作品の後、別の香港映画にも出演している。本作が「最強メガパック」としてDVD化された際は、「ブッシュマン ニカウさん中国へ行く(旧題:ブッシュマン3 ミラクルワールド)」も同時収録された。他に、「ブッシュマン4 香港大パニック!」もあり、カリーナ・ラウ、イップ・トンラウ・チンワンが出演している。

まだインターネットがなかった学生時代に何かの本でこの作品のことを知って、どうしても観たくて、日本語字幕ついていないビデオだったか、VCDを買ったっけ。VCDと言うと思い出すのが、香港王や中野ブロードウェイジャスミンティー。行ったなぁ(なつかしい。)