幸せはイブの夜に

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原題:大富之家
出演:
レスリー・チャン (張國榮)
レオン・カーフェイ (梁家輝)
テレサ・モウ(毛舜筠)
アニタ・ユン (袁詠儀)
ラウ・チンワン (劉青雲)  他
監督:クリフトン・コウ (高志森) 
1994年度作品

92年の「ハッピー・ブラザー(家有囍事)」、93年の「恋はマジック(花田囍事)」に続くレイモンド・ウォン製作、クリフトン・コウ監督 による旧正月オールスタームービー。

『ヤウ家は、離婚中の長男フー(レイモンド・ウォン)、漫画家で引きこもりの次男クワイ(レオン・カーフェイ)、そして中学生の三男ケイに、 両親とカンフーの達人であるおじいちゃん(クワン・ダッヘン)の大家族で生活をしていたが、皆、気持ちはバラバラでうまくいっていない。

そんなクリスマスイブの日、フランスから娘のオン(テレサ・モウ)が帰ってくることになり、彼女を迎えに空港に行くと、ロベルト(レスリー・チャン) という胡散臭そうな男友達を連れていた。さらに親戚一同が集まった食事会でロベルトがオンとの交際を宣言したことで、ヤウ家に波紋が広がることに。 しかし、ロベルトの行動や言動が次第にバラバラだった家族の絆を結び付けていくのだった・・・。』

テレサ・モウと幼馴染みで結婚したがっているラウ・チンワン。親戚一同が集まった食事会で結婚することを宣言しようとしたら、レスリーに先を越された後の、ラウ・チンワンのショックぶりには笑った。(笑)

ミセス・ダウト」をパクったレイモンド・ウォンの女装はウケたな。女装したレイモンドを見たテレサ・モウが「超キモい」って言って爆笑した時、レスリーもレイモンドも素で笑ってたな(笑)

弁護士役のジェームズ・ウォン (黄霑)。レイモンド・ウォンと別居していたフォン・ボーボー(馮寶寶)に近づいて、関係を持とうとしてたけど、 その他にも女がいまくり!おまけに多国籍!あんなおっさんのどこがいいのよ!?(笑)

レオン・カーフェイがずっとどもってたけど、いいかげん続くとウザいな。レオン・カーフェイとアニタ・ユンの恐竜がでてくる漫画の実写シーンも よくわからんし。しっかし、レオン・カーフェイとアニタ・ユンもラウ・チンワンとドゥドゥ・チェンも意外とカップルになっちゃうの早かったな。 まあ、これだけオールスター出演させてたら、はしょるところは、はしょらんとな。でもはしょりすぎ(笑)

おじいちゃん役のクワン・ダッヘン(關徳興)は、言わずと知れた“元祖”黄飛鴻。孫に「黄飛鴻先生の無影脚はこうやるんだ」って教えているんだけど、 こんな名誉なことないぞ!あのガキがうらやましい!!釣りしてるシーンでチンピラが絡んできたところをクワン・ダッヘンが一掃するシーンは 「よくぞ!やってくれた!」と感激してしまった。また父親役のチョウ・ダーワー(曹達華)は、“元祖”黄飛鴻シリーズで弟子役を長年演じていて、二人の関係を 知っている香港映画ファンにとってはニヤリとさせられるキャスティング。クワン・ダッヘンは本作が遺作となった。

なーんかラストはみんないろいろあったけど、ムリヤリ、ハッピーエンドにしちゃってるな。ほんとめでたしめでたしって感じ。 最後にクワン・ダッヘン(關徳興)のセリフでしめるっていうのもよかったな。これぞ、ハートウォーミング・コメディーだね。