ザ・フェイタル・レイド 特殊機動部隊

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原題:不義之戰

出演:
パトリック・タム(譚耀文)

マイケル・トン(唐文龍)

ジェイド・レオン(梁琤)

ジーナ・ホー(何佩瑜)

リン・ミンチェン(林明禎)

ハイディ・ユー(余曉彤)

クリスティ・ヨン(楊恭如)

監督:ジャッキー・リー(李志倫)

2019年度作品

『1998年、マカオ。香港から密輸された大量の武器を追って、香港警察の秘密部隊が極秘にマカオ暴力団の輸送トラックを尾行していた。しかし重火器で武装したギャングたちの返り討ちにあい、警察隊は全滅。かろうじてタム警部と女性特殊部隊のジェイドが生き延びたものの、極秘作戦だったため、警察によりこの事件の全ては闇に葬りさられた。

そして20年後の現在、心に傷を負ったまま警察の任務を続けるタムとジェイドは、香港警察代表の護衛のため再びマカオへと足を踏み入れることになった。同行するのは女性特殊部隊の若手、アルマとジーハン。それにマカオのエリート婦警トンユーが加わる。滞在数時間の楽な任務のはずだった。しかし突如、代表の乗り込んだ車に謎の車が激突してくる。20年前の悪夢の再来か? だがこれは壮絶な復讐戦の単なる前触れにしか過ぎなかった・・・。(竹書房公式サイトより引用)』

序盤にテロップで「仲間が犠牲になり、責任逃れした連中は昇進。これがこの世の正義か?」なんて表示され、タム警部が正義を口にしてたから、正義のためにどんな行動をするのかが焦点なわけだけど、終盤まで明らかにならないのよね。で、何をしたかというと、犠牲になった仲間の賠償金の代わりに、社長の息子を誘拐し、ビットコインで身代金を要求(爆)。あんたの正義ってそれかよ!(笑)。てっきり上層部によって闇に葬られた事件を世間に暴露するために、20年かけて綿密に計画してきたことを行動にうつすって展開になるのかと思ったのに。まあ、タムがどんな行動をするかの答えは、原題の”不義”という言葉に表れていたわけだけど。

タムの病的なトラウマっぷりはヤバかったな。20年もこんな状態で警官でいたことが異常。だって、銃撃戦してたら、相手が婦警なのに20年前の敵と錯覚して、叫びながら銃をぶっ放しちゃうのよ。完全にキ○ガイだろ(爆)。

20年前にジェイドが仲間を誤射してしまい、その仲間がジェイドの撃った弾丸を頭に残したまま敵として現れるんだけど、生死は確認しなかったの?見舞いもしてなかったわけ?トラウマになっていながら、傷つけた仲間がどうなってるかも知らなかったなんて、そりゃ、恨まれるわ。

逮捕された仲間が移送されるところをタムが連れ去るシーン。警察署の前で、ジェイドもいて、身元がバレたらまずいのに、タムは覆面もせず急襲して、ジェイドを車で轢いちゃってる(爆)。

タム警部のトラウマぶりなんかより、女性特殊部隊をもっとクローズアップすればよかったのに。ジーハン役のリン・ミンチェンは可愛かったけど、他のメンバーは魅力薄だったな。モロ修正してる人もいたし(←誰とは言わない(笑))。

銃撃戦が全く緊張感、迫力がないのよね。スタイルいい女子たちに銃を持たせてるってだけの印象。で、スタイルいいのを見せたいからか知らんけど、撃たれたら体がぐちゃぐちゃになりそうな重火器を敵が持ってるのをわかってるのに、ヘルメットやゴーグルなんかも装備せず、太もも見えた格好で防弾チョッキしてアジトに侵入してる(笑)。

笑ったのが、昼間にバトルしていたら、急に映像が加工されて、空が真っ暗になりバトル継続、そしたらまた昼間に戻ってる。演出上、加工する意味もないシーンだったから、撮影が夜までかかったのをごまかしちゃったってこと(笑)。

終盤の銃撃戦の途中で、マカオの男性警官が「俺の妻よー!」って唐突に登場するコメディパートは眉をひそめたな。何がしたいんだ?

ジェイド役が誰かと思ったら、「黒猫 BLACK CAT」のジェイド・レオンじゃん!20年前と現在をジェイドに両方やらせるのはかわいそうだわ。ムリがありすぎる。20年前のシーンなんて、完全に若作りババアと化していて、「化粧、濃すぎ!」としか呟かなかったし(笑)

本作をなんと表現したらいいか。”新世紀香港B級アクション”とでも呼ぼうか。映像技術や画質は格段に向上したのに、人間の能力、才能はそれほど向上してなく、ストーリー展開、演出は前世紀に量産された香港B級アクションのままって感じだったな(笑)。