少林寺炎上

おすすめランク D

原題:火燒少林寺

出演:

ジュディ・リー(嘉凌)
カーター・ワン(黃家達)  他
監督:ジョセフ・クオ(郭南宏)

1976年度作品

ストーリーは、清朝の5代皇帝で暴君だった雍正帝(イー・ユアン)が、少林寺を攻撃し、脱出した僧たちが雍正帝に復讐するというもの。そこに雍正帝に反抗するルイ(ジュディ・リー)が絡んでくる。

清朝軍による大砲で、少林寺が爆破されるシーン。ミニチュア丸出し(汗)

この攻撃の最中、集まった僧たちの前で、師匠らの出した3案に「へ???」と思ってしまった。

1つ目が、「十八銅人を倒して脱出する。」

2つ目が、「大師しか持ち上げられない岩で塞がれた場所から脱出する。」

3つ目が、「仏に祈る。」(爆)

僧のチャン・イー(張翼)が「戦おう!」って言うんだけど、あくまで戦うのは、少林寺を脱出してから復讐という形でってことになっちゃってる。なんで、少林寺を守るために、総出で消火活動するなり、清朝軍と戦わないの?

出した案にツッコミすると、少林寺がなくなったら、十八銅人だって存在意義なくなるんだから、僧と共に、清朝軍と戦わなきゃならんだろうに。結局、十八銅人のところで、何人もの僧が殺されてる。バカじゃない?

「1000人の弟子が焼死しました!」って報告されてから、大師は教訓を破って、岩を持ち上げて、弟子を脱出させるんだけど、1000人も死なせちゃう前にやりなさいよ。で、この大師、岩を持ち上げられたんだから、その後は弟子に手伝わせたらいいのに、どういうわけかカーター・ワンが脱出するまで1人で持ち続け、潰れて死んじゃってる。バカですよね?(笑)

「仏に祈る。」って、3つ目でそれかよ!(笑)。せめて10案くらいだしてから、祈っとけよ。完全に平和ボケで思考停止してるな(笑)

少林寺を脱出後、僧たちは執拗に追われる身になるわけだが、裏切り者として、カーター・ワンが疑われてしまうシーン。容赦なく、逆さまに縛られての拷問(汗)。こんなことされたら、「子供の頃から少林寺にいたのに、なんでこんな仕打ちを・・・」って、マジで裏切りたくなるわな(笑)

弟子に「少林寺の再興を!」とか言ってた“師匠”連中が、ことごとく自殺しちゃうのがムカついたな。”師匠”とか言われて持ち上げられてたのに、危険が迫ったら、自殺して逃げるってズルすぎ。

本作のキーパーソンはタン・ウェイ(唐威)演じる二重スパイのファン。最後の最後までどっち側かわからない。

主演となってるジュディ・リー。序盤と終わりに登場したけど、最後はいいとこどりだったな(笑)。あそこはカーター・ワンがするべきところでしょ。

カーター・ワンって、レンタル店で「少林寺への道」シリーズのVHSを見かけても、ジャケットのカーターの顔が強面で、ジャッキーみたいなコミカル演技など想像できなかったから、レンタル候補に入らなかったなぁ。中学生だったから、小遣いのやりくりでレンタルする優先順位から完全に外れてたわ(笑)

少林寺炎上 [DVD]

少林寺炎上 [DVD]

  • カーター・ウォン
Amazon