恋はいつも嘘からはじまる

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原題:過埠新娘
出演:
サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
マギー・チャン張曼玉
ルフレッド・チョン(張堅庭)
ディック・ウェイ(狄威)
ジョイス・コウ(高麗虹)
ビリー・チョウ(周比利)
シャオ・ホウ(小侯)
チン・カーロウ(錢嘉樂)
コウ・フェイ(高飛)
ラム・キンミン(林建明)
監督:アルフレッド・チョン(張堅庭)
1988年度作品

『元ボクサーのチンはアメリカに移住したが、大学で心理学の実験台になって生活費を得る毎日。ある日、アメリカの永住権が欲しい女性と偽装結婚をすれば金がもらえると聞き、香港からやってきたジェイドと結婚する。しかし、彼女と本当に一緒になるはずの男は姿をくらまし、チンは一銭にもならず、ジェイドも一文無しになってしまった。しかたなく、2人は奇妙な共同生活を始めることになる。そんなある日、2人はひょんなことからギャングの金の入ったカバンを拾い大騒動になる。(DVDジャケットより引用)』

本作はポニーキャニオンからビデオ化、スパイクからDVD化されたが廃盤で入手困難な作品。レンタルなら、かろうじて置いてる店があるかも。

アクションシーンは、ラム・チェンイン、ユン・ワー両氏が担当しているだけあって、乃第点だったけど、ドラマ部分がつまらなかったな。1つ1つのエピソードを面白くできたと思うんだけど。特に何度もあった人体実験のシーンは、全く笑えなかった。

マギーがアルフレッド・チョン演じる婚約者とサモ・ハンの家にやってくるシーン。乗ってる車がナイト2000(笑)。あの型のトランザム見たら、ボクら世代は「ナイトライダー」だよな。

中盤までのサモ・ハンのマギーへの扱いがひどい。態度もやたら横柄。マギーの婚約者が失踪した事実が判明したら、マギーを婚約者の家に閉じ込め、サモ・ハンは帰宅。サモ・ハンの家までかなりの距離をパジャマ姿で帰らせてる(汗)。

泥んこレスリングのマギーは可哀想だったな。コミカルな演出ができたはずなのに、ただ、見せ物にされて惨めなだけで終始してた。

サモ・ハンがマギーに好意を寄せる過程がうまく描けてない。単に、男性の深層心理にある”弱い女を助けたい、守ってやりたい”ってのが、”好き”に発展しただけ。

ビリー・チョウがサモ・ハンの味方になる展開は珍しかったな。ディック・ウェイとのバトルもこりゃまた珍しい(笑)。バトルの締めくくりを、頭バコーン!にしてほしくはなかった(笑)

ピエロみたいな恰好で、シャオ・ホウ(小侯)が出演。85年作の「新・少林寺三十六房」では主役だったのに、この役柄(汗)。

ビリー・チョウが前方宙返りしながらのキックシーンは、チン・カーロウが替え身を担当したっぽいね。体格が違うし。

サモ・ハンがガラスをぶち破って落下するシーンがあったけど、あれが本作の見せ場だったのかしら?。もしかして、あのウォータースライダーだったり?。いやいや、サモ・ハンとマギーがあれを滑る程度を見せ場にしちゃ物足りないわ。ウォータースライダーのてっぺんが爆破でもして、サモ・ハンが落下するくらいしてくれないと!(←期待しすぎ(笑))。

結局、金の問題は解決せずに、サモ・ハンとマギーがくっついて終わりなのか。サモ・ハンが買ってた馬券が大穴とか、宝くじに大当たりでハッピーエンドでもよかったのに。

偽装結婚して、しばらく一緒に暮らしていたら、単純接触効果でいつの間にか好きになってしまうパターンはあるだろうな。日本に彼氏彼女がいるにもかかわらず、留学中にルームシェアした人とデキちゃったって話、聞いたことあるし。付き合ってる相手から”留学”の言葉が出たら、覚悟したほうがいい(笑)

ストーリーの舞台はアメリカだが、ロケ地はカナダのアルバータ州。クライマックスは、北米最大の複合商業施設、ウェスト・エドモントン・モールで撮影された。

公開は1988年だが、エンドロールの”劇終”のところに表示があるように86年に製作されていたものの、何らかの理由でお蔵入りになっていた作品。マギー・チャンの顔が、かわいいから美人に変貌した時期と照らし合わせると、88年は「ポリス・ストーリー2 九龍の眼」の公開年となり、顔が明らかに違うので、お蔵入りの裏付けとなるのであった(笑)。

ディック・ウェイって90年代は主に台湾映画に出演、2000年代になると10年ちかく出演作がない期間があって、「どうしちゃったんだろう。」って気になってたんだけど、2016年に中国本土で「新鬼打鬼」って作品を製作、監督、主演していたのはびっくり&嬉しかった。トニー・リュウ劉永)とチェン・カンタイ(陳觀泰)が共演していて、功夫映画ファンの何人かは狂喜乱舞しただろうけど、日本でのソフト化は、まずないだろうなぁ。