片腕カンフー対空とぶギロチン

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原題:獨臂拳王大戦血滴子
出演:
ジミー・ウォング(王羽)
カム・カン(金剛)
ロン・ジェンエール(龍君兒)
ラウ・カーウィン (劉家榮)
監督:ジミー・ウォング(王羽)

1976年度作品

東京ファンタスティック映画祭2003・ギロチン祭り」で再上映された伝説のカルト作品!!ボクも会場に行ったが、場内は立ち見が出るほどの 超満員!ジミーさんが登場した時の熱狂ぶりは凄まじかった!

しょっぱな、山奥の小屋でギロチン爺さんがギロチントレーニングをするシーン。腕をふるたびに「ヴオ!!ヴオ!!(←表現がむずかしい)」と 音が鳴り、会場でクスクス笑いが聞こえていたら、いきなり、ギロチン爺さんが屋根突き破って大ジャンプしたもんだから、会場は「うおー!!」 という叫びと共に爆笑の嵐になっていた(笑)。この作品をこんな大きな会場で見れてほんと幸せだと感じました。(笑)

ストーリーは簡単に言って盲目の老人僧侶が、前作「片腕ドラゴン」で片腕カンフー(ジミー・ウォング)に殺された弟子二人のあだ討ちをするっていうもの。 で、この僧侶ってのが清朝から派遣された伝説の“空とぶギロチン”を操る殺し屋なのである。

ジミーさん。弟子たちの前ですごい技をしてくれる。まずは身を軽くする術で、何も入っていない大きな籠のふちに立ち、まわりをくるりと回って みせる。そして、極め付きが壁歩きの術!!壁から天井まで忍者ハットリくんのようにスイスイと歩いちゃってる。で、弟子たちに「根気よく やればどんなこともできるようになる!」って言ってる。・・・できねえよ!!(笑)

ギロチン爺さんは弟子を殺されたことに相当ブチ切れしているらしく、「片腕は皆殺しだあ!!!」ってすっごい発想になってる(汗)。 

ムエタイのおっさん。戦いの始まる度に踊りするんだけど、あれを毎回されると、ちょいイラしてくるよな(笑)。

ヨガのおっさんが登場。ヨガっていうとみんなイメージすることが一緒なのか、手が怪物くんのようにのびーるのびーる。あれは、うまいこと 撮影してた。(←感心(笑))

熊五郎みたいな顔した日本人のおっさん。しきりに助けた女の子を弟子にして日本に連れてこうとするんだけど、下心丸出しじゃん。女弟子を取るのははじめてだとか何とかいって、あんた、ナンパする時、いつも同じこと言って、断られてるんじゃない!?(笑)

ムエタイのおっさんとジミーさんの対決シーン。小屋の周りをジミーさんの弟子たちが取り囲んで、その小屋の床を火をつけて熱し始める。床には鉄板が敷かれていて、 フライパン状態。ジミーさんは靴をはいてて大丈夫なんだけど、ムエタイのおっさんは裸足だから、さあ大変。「アチー!ウォチー!」ともだえながら 闘い、耐え切れなくって窓から逃げようとすると、、弟子たちが槍を突き刺そうとして逃げられない。結局、ジミーさんの片腕パンチで死亡。・・・って、集団リンチじゃん(笑)。

ラスト、ジミーさんとギロチン爺さんとのバトル。ジミーさんはあらかじめ罠をしかけた棺桶屋にギロチン爺さんをおびき寄せる。爺さんが盲目なことを いいことに、石を投げては混乱させ、仕掛けてあった飛びだす斧をブチこむという、ヒーローあるまじき卑劣な戦い方をする。もし、仮面ライダーがこんな戦い方したら、それを見た子供たちは悪い大人になるだろうなあ・・・(笑)。

で、ジミーさんはその哀れな爺さんを殴りとばし、爺さんはこれまた屋根を突き破り、外にある棺桶にすっぽり収まって、THE END!。さすが、 ジミーさん、カッコよく終わるところは心得ておられる。(笑)

この作品、DVD発売もされ、初回限定版は“祝ジミー・ウォング来日記念版”ということで、スリーブケースに入ってかなり豪華だった。 映像特典にはジミーさんが東京ファンタで来日した時の舞台挨拶やインタビューも収録されていて、かなりレア。おまけに日本公開した時の 日本語吹替えも収録されている。ジミーさんの声がどこかで聞いたことある声だと思ってたら、「川口浩探検隊」のナレーションしていた田中信夫さんでした(笑)。

この作品は、ほんと独特な雰囲気で何とも言えないおもしろさがあるので、必見ですよ!!