液体人間オイルマン

おすすめランク C  
原題:油鬼子
出演:
ダニー・リー(李修賢)
チェン・ピン(陳萍)
ワン・シア(王俠)  他
監督:ホウ・メンホア(何夢華)
1976年度作品

『足に障害を持つシン(ダニー・リー)は、働いている法律事務所のフー弁護士(ワン・シア)について、 やし油工場のチェン社長とヤン兄弟の借金のもめ事の仲裁をしていた。 ある日、ヤン兄弟の子分が刃物を出して脅してきたのを従業員のリン(クー・フェン)が、止めようとして相手を刺殺してしまう。 逮捕されたリンは死刑となり、死刑執行の日、リンを面会したシンは、リンから一人娘チュンイエ(チェン・ピン) のことを託され、そしてある呪術のことを聞く。それはリンがシンの父親から教わった呪術で、 正義に使えば有効だが悪に使ったら自らが滅びるというものだった。シンは一人残ったチュンイエを助けようと リンから教えてもらった呪術を早速、試してみる。
ヤン兄弟がチュンイエを襲おうとしていた、その時、全身油状の怪物がヤン兄弟を襲い、チュンイエを助けた。 この姿こそ呪術によってオイルマンに変身したシンだった・・・。』

呪術を試すシーン。「部屋の真ん中に穴を掘れ。」と書かれてあり、シンはつるはしでいきなり掘り始める。 で、掘った穴にシンが入って呪術を唱えると、穴からボコボコと油が湧き出てくるんだけど、完全に頭まで浸かっちゃってる(笑)。普通の人だったら、 「おいおいおい!!」ってあわてて一旦は穴からでるだろ。で、「ウガーーーー!!!」とオイルマンに変身(笑)。 で、変身したオイルマン、誰が見ても完全に化け物・・・っていうか着ぐるみ(笑)

シンはチュンイエにプロポーズするが、断られてしまい、その後、チュンイエが他の男とエッチしてるとこをのぞきしてる(笑)。

整形手術の失敗で女が法律事務所に依頼に来るシーン。弁護士は女の顔を見て「失敗してないじゃないですかぁ」と言うと 「おっぱいなんです」ってその場で女が整形崩れしたおっぱいを見せる。・・・どんな手術したらあれだけの状態になるんよ。 ってか顔も手術しなきゃダメだろ(←言い過ぎた(笑))

シンはオイルマンに変身することを覚えてから、ちょっとムカつくとすぐに変身するんだけど、毎回、家に掘った穴で変身すると 思いきや、ガソリンスタンドに行って軽油を自分の体にぶっかけて変身したり、工事現場のドラム缶に入った油に五右衛門風呂のように 浸かって変身したり、要は油をぶっかければ変身可能になってる。・・・なんで最初だけわざわざ穴を部屋に掘らないといけなかったわけ??

新聞で油の化け物が出たって大騒ぎしてるのに、オイルマンになって家に戻るまでに油の足跡つけたり、家が油の痕だらけだったり、 疑われても仕方がない証拠を残しまくってる。せっかく仮面ライダーBLACK RXのバイオライダーみたいに液体状態になって高速で移動できるのに 、頭悪いなーと思ってしまった。

シンが同僚の女性(リリー・リー)から話があると言われ、彼女の家に行くシーン。せっかく夕食の支度をして待ってくれてるのに平気で 2時間も遅れ、夕食の支度がされてるのを見ているのに、「チュンイエの家で食べてきた。彼女のカレーは最高だ。」とか平気で言ってる。 このシーンでシンの人間性にかなりの疑問を感じ、障害を持っててチュンイエにプロポーズを断れたわけではないと確信してしまった(笑)

オイルマンはある弱点を除けば、強すぎ!拳銃で撃たれても、腕や頭をちょん切られても、再生してしまうのだ! ラストに弱点が発覚するのだが、誰でもわかっちゃう弱点。この弱点は致命的すぎるだろ。

シンに呪術を得意気に教えたおっさんも罪作りだわ。シン自身も部屋に穴を掘る前に冷静になって考える時間が必要だったな。 だーれもあんな化け物になりたくない(笑)