ドラゴンVS不死身の妖婆

おすすめランク 

原題:英雄本色
出演
ジミー・ウォング(王羽)
倉田保昭
ロン・フェイ(龍飛)
サン・マオ(山茅)
ツェ・カムガク(謝金菊)
エディー・コー(高雄)

監督:ティン・シャンシ(丁善璽)

1973年度作品

2004年に発売された「伝説のドラゴン ジミー・ウォング コレクターズDVDBOX」に「ドラゴン覇王拳」「ドラゴン覇王拳2」 と共に収録された作品。

時は1937年。ミギマという日本の軍人が切腹し自害する。残された3人の息子、テツオ(倉田保昭)、マサキ(ロン・フェイ)、 タケゾウ(サン・マオ)は父を死に追いやったリン・メイ・ソウに復讐をするために、妖婆(ツェ・カムガク)に鍛えられる。 リン・メイ・ソウの息子でタクシー運転手のハウ(ジミー・ウォング)は、喧嘩っ早い性格でいつも揉め事を起こしていた。ハウには 目の不自由な妹がいてその治療費を貯めようとしていた。そんな時、修行を終えたミギマの3人の息子たちは父親の復讐のため台湾にむかうのだった・・・。

オープニング。無意味にハイテンションな音楽にのって、成長した三兄弟が空手着姿で「ウォリャー!」と豪快に跳び蹴りしながら、 キャスト・スタッフが流れる。なんなんだ、こののっけからのテンションの高さは!

三兄弟の特訓中、サン・マオだけが失敗するんだけど、その度に倉田さんとロン・フェイが、やったらオーバーに「あぁ!」って落胆するのは笑けた(笑)。

妖婆と倉田さん含む三兄弟の日本語がわけわからん。日本語なのに字幕までついちゃうくらい意味不明。特に叫びながら「ネズミガイヌワン、ビックリシテロー!」には爆笑した。 字幕によると「目をひんむいてびっくりするぞ!」らしい(笑)。この後の、倉田さんのセリフも全く 何を話しているのかわからん。

ジミーさん運転するタクシーのブレーキが三兄弟に切られるシーン。山道でカーブもあってブレーキきかずにジミーさん最大のピンチなんだけど、 このあと何事もなく車庫で点検してる。(←どないやねん!)

で、ジミーさんの父、リン・メイ・ソウを見つけた3兄弟は、罠にかけてボコボコにし、病院送りに。激怒したジミーさんは、まず、タケゾウを チェーンソーで殺し、マサキを製材所の機械で圧死させる。で、我らが倉田アニキとのバトル!!でたー!ダブルヌンチャク!このバトルは 見応えがあった。倉田さん、下駄履かなかったら勝ってただろうな(笑)

三兄弟が妖婆からの修行で、棒で叩かれて血反吐してるんだけど、リン・メイ・ソウを殺すのにこんなに修行しないとダメだった?あれだけ修行してるから、リン・メイ・ソウがすごい技の持ち主かと思ったわ。ただのおっさんだったし。

3兄弟が殺されたことを知った妖婆は台湾にむかい、ジミーさんのお客さんになってタクシーに乗る。山奥までやってきたところで、 正体を明かし、本作最大のバトルを繰り広げる。この婆さん強すぎ!ジミーさんが殴っても蹴っても効かず、ジミーさんが タクシーで3回も轢くんだけど、全然ダイジョウブ。ラストまで、どっちが勝つか興味津々になってしまった。

しっかし、この婆さん、なんでそこまで恨みをはらそうとがんばってるのかわからんかった。別に三兄弟の家族と関係なさそうだし。 結局、妖婆も電流には勝てなかった。・・・って、最後の決め手はジミーさんでお願いしたかったわ。電流使うんだったら、ジミーさんじゃなくても倒せます(笑)。

これはほんとカルト作品だわ。ジミーさんファンは必見ですよ!!