アマゾネスコマンドー 美女脱獄囚:地獄のX作戦

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原題:紅粉兵團
出演:
ブリジット・リン(林青霞)
ヤン・フェイシャン//エルザ・ヤン(楊惠珊)
サリー・イップ(葉倩文)
シルヴィア・パン(彭雪芬)
シウ・プリャオ (許不了)  他
監督:チュー・イェンピン(朱延平)
1982年度作品

主演のブリジット・リンが大嫌いな作品と言い放った作品の1つ。というのもこの作品は、ブリジットがジミーさん絡みで黒社会から脅迫されてイヤイヤ出演した作品だからだ。ジミーさんにはほんと困った人がたくさんいたはず(笑)

ストーリーはブラック・フォックス(ブリジット・リン)、ブラック・キャット(ヤン・フェイシャン)、アマゾン、ブランディーサヨ、クイックシルバー、 シュガープラス、ダイナマイト(サリー・イップ)の7人が刑務所を脱獄し、化学兵器の開発をしている要塞をぶっ潰すというもの。(えらい簡単だな(笑))

女子収容所でのシーン。他のエキストラはすっぴんでマジで囚人のようにみえるのに、主要メンバーはしっかりお化粧しちゃってて、ブラック・キャット役のヤン・フェイシャンのインパクトのある髪型もシャバと変わらず(笑)

収容所の食堂の飯はゲロのようでクソまずそうだったな。どうやって作ったらあんな仕上がりになるんだ?(笑)

ほんと荒野ってかんじのBGMが流れながら馬に乗るシーンは、そのまんま“荒野の女7人”って感じ。そこにお笑いパートのおっさん(許不了)が後からポニーでついてくるとかベタすぎ。台湾ではヒットしたらしいけど、こういうところでも大爆笑だったのか!?

まるで化け猫みたいなメイクのヤン・フェイシャン。ブリジット・リンがボスなのを不満に思ったのか「私は一番じゃなきゃイヤ!」と発言。・・・大丈夫、 あんたはE級女帝なんだから安心せい!(笑)。「ヤムチャガールズ」だの「レディニンジャ」だの「アマゾネスウォリアーズ」だの、この人のまともな作品見たことないわ。

ラストの要塞への突入シーンで、要塞の扉を開こうとして一人死ぬんだけど、「予想通りだな・・・。」とブツブツ呟きながら観てしまった。ボスの手下のヒゲのおっさんはなんなんだ?化粧しちゃってコントかよって感じの顔だし。

要塞内での戦いがえらいあっけなかったな。結局、生き残ったのブリジットたちに付いてきた許不了だけだし。

要塞ぶっ潰したら金をもらえるって話だったけど、いったいどこから金がでるのか謎。

なんか、知らない間に7人に仲間意識ができたらしく、仲間が次々に死んでいく時に、悲しいBGMが流れて観客の涙を誘おうとするんだけど、友情で感動させるようなエピソードや演出がないから全く泣けない。 いいかげんなストーリーにしといて、売れっ子女優出しといたらいいだろみたいな作り方はダメだわ。・・・まあ、極道商法だから仕方がないか(笑)

VHSジャケットの宣伝文句「女の武器を駆使してのお色気作戦 スケベ心は死を誘く」って書いてあるんだけど、そんなスケベなお色気作戦なんてなかったぞ!?

姉妹作として「セクシー・コマンド部隊/ピンク・フォース」という作品もあり。ブリジット・リンファンは必見!(笑)

本作はAmazonプライムで「美女脱獄囚:地獄のX作戦」のタイトルでレンタルor販売されている。ちょっとびっくりしたのが、作品紹介のストーリー部分がボクの書いた↑のストーリー部分を丸パクリ(爆)。こっちがパクったのかと誤解されるから、せめて引用元を書いてほしいよな。本作を観たくて副題で検索する人はなかなかいないはずなのに、「アマゾネスコマンドー」のタイトルを外したのには、なにか深い訳があるとみた!(笑)