フルタイム・キラー

おすすめランク C   

原題:全職殺手
出演:
アンディ・ラウ劉徳華
反町隆史  他
監督:ジョニー・トー(杜琪峯)/ワイ・カーワイ(韋家輝) 
2001年度作品

アンディの映画製作会社「チームワーク」とジョニー・トーの「銀河映像」が共同製作した作品。

ストーリーはアジアでNO.1の殺し屋“0”(反町隆史)に、新人殺し屋トク(アンディ・ラウ)がNO.1に なるために対決を挑むって話。そこに、その2人に惚れられ、好きになってしまう女性(ケリー・リン)が絡んでくる。

アンディがタイの刑務所に向かって、暗殺するシーン。牢屋に入っている相手に手榴弾を1個だけピンを抜いてから、何十個も放り投げるシーンは、アンディの怪しげな笑みを浮かべながら去っていくシーンもあって、「コワー!」と思ってしまった。

アンディが反町の家の家政婦ケリーに近づくシーン。レンタルビデオ屋でアンディがクリントンのマスクかぶって、日本語で 「映画いこうよ・・・」って誘って、ついていっちゃうケリーっておかしいぞ?(笑)

反町とケリーがサイモン率いる警察隊と銃撃戦をするシーン。消火ホースのアイデアもよかったが、アンディの長距離射程の銃にはビビってしまった。あんなの使われたら、通常の警察の装備ではどうやっても太刀打ちできないわな。

この銃撃戦で多くの部下を失ってしまったサイモンが至る状態は、現実の世界でも多々あるはず。そうならない人の精神力っていうのは、マジで敬服してしまう。

アンディと反町の倉庫での銃撃戦。まさしくゲームのように、隠された武器を探して自分のアイテムにして、銃撃を繰り広げるのだが、 ちょーっとあっけなかった。アイデアはよかったんだから、もっと派手にドンパチしてくれた方がボク的にうれしかった。

一番最後の展開は伏線をはっていただけに予測がついてしまったが、アンディ、反町の二人に好かれたケリーがどう思って、 最後に生き残った相手についていったのかをもっと描写してほしかった。あれじゃ、どっちも好きだっただけで終わってて、 どっちでもよかったになっちゃってる気がする。

アンディの日本語、おもろい(笑)。アンディの日本語セリフがたくさんあって、アンディもよく勉強したなあと、 感心したけど、聞き取れないところがけっこうあったから、たとえ日本語でも字幕つけてほしかった。アンディには悪いけど(笑)