ドラゴン特攻隊

おすすめランク D 

原題:迷你特攻隊

出演:

ジャッキー・チェン成龍
ジミー・ウォング (王羽)
ブリジット・リン (林青霞)  他

監督:チュー・イェンピン(朱延平)

1982年度作品

『第二次大戦中、連合将校が軍費50万ドルと共に日本軍に拉致されてしまう。この緊急事態を解決できるのは、ドン中尉しかいない。そこに結成されたのが最強救出部隊“ドラゴン特攻隊”である。一方、賞金稼ぎのシャオリーは、ドンの部隊と行く先々で因縁のように行動を共にするようになる。はたして無事に50万ドルの軍費と将校は奪還できるのか!?(ツイン公式サイトより引用)』

字幕版がAmazonプライムで追加料金なしであったので視聴。追加料金払うんだったら、だいぶ先の”久しぶり視聴”になってただろう(笑)

無類のジャッキー好きだった学生時代に初めて観た時よりはだいぶ許容範囲は広がったけど、おすすめランクはやっぱりDだな(笑)

精通前の少年がジャッキーの「プロジェクトA」以降の作品にハマっている状態で、本作見たら、いろいろとムカつくのは当然だよ(笑)。ジャッキー主演ってなってるのに主演じゃないし、知らないアホヅラしたおっさんが、チャップリンのサイレントコメディみたいなことしてるし。「チッ、お前、誰だよ。早く、ジャッキー出せよ。」とブツブツ言ってた記憶がある(笑)

隊長を決める会議のシーン。スライドにうつった候補がジェームズ・ボンドやロッキーなど有名キャラがいる中、「悪漢探偵」のカール・マッカや「アマゾネス・コマンドー」のブリジット・リンがうつったのは笑ったな。候補段階にしても大抜擢だろ(笑)

初めて観た時、タイトル表示後に登場したソン・イエが「ハハハー!ライライライ!」って楽しげに歌うシーンを見て、期待したものと異なる作品を旧作300円でビデオレンタルしてしまったことにえらいがっかりしたっけ(笑)

ジャッキーがレスラーと対決するシーン。たまにこういうただのデブが強そうなキャラとして登場するけど強いわけないがな。筋肉もついてないデブに、ジャッキーが途中まで劣勢だったのが、「んなわけない。」って思ったよな。

ブリジット・リンが自分の家をロケットランチャーで爆破する意味がわからなかった(笑)

ジミーさんを途中で死んじゃったことにしたのは、なんとなくわかるな。後のアマゾネス軍団とお化け騒動のくだりにジミーさんがいたら、めっちゃ違和感あるもの(笑)。飲み会でメンバーの大半が来て欲しくないと思ってる人が参加して、いまいち盛り上がらない感じ(笑)

アマゾネス軍団の登場シーン。モテモテ男をアダム・チェン(鄭少秋)が演じてたけど、よくこんな役をアダム・チェンが引き受けたよな。・・・ああ、脅されたからか(笑)

お化け屋敷のシーンは、「8時だョ!全員集合」のパターンだったな。

ラストのジャッキーとジミーさんのバトル。片腕になれば強いジミーさん、ジャッキーには両腕ではかなわないと思ったのか、銃の弾がなくなったら、次は剣攻撃(笑)。他のジャッキー作品では、そんな攻撃からも反撃にでるはずのジャッキーなのに、なにかの圧力(笑)により、ずーっと劣勢状態。結局、負けると思ったジャッキーは、大金のある屋敷もろとも大爆破させちゃってる。・・・大金目当てなんだから、爆破は最終手段であって、その前にいくつか打開策あっただろうに。そんなにヤバい状況でもなかったぞ?

観終わった客にどのように思ったり、感じてほしかったのかわからんな。コメディシーンが多かったんだから、特攻隊メンバー全員が死んでしまう終わり方はダメだろ。大金は奪えなくて、骨折り損のくたびれ儲けだったけど、みんな生き残って(ジミーさん除く(笑))、友情や絆が芽生えたって終わり方が一番、スッキリすると思ったけどね。

お笑い専門の二人のおっさんのシーンでさんざん笑ってた子どもがいたとしたら、二人が殺されるシーンはかなり困惑したと思うよ。笑わせたなら最後まで笑わせてあげないと。

本作は「炎の大捜査線」にジャッキーが出演した経緯と同じく、ジミーさんがジャッキーの抱えたトラブルを解決してくれたので、その義理立てで出演した作品。ブリジット・リンは、本作と「アマゾネス・コマンドー」「ピンクフォース」に黒社会からの脅迫で出演したが、3作とも「大嫌いな作品。」とコメントしている(笑)

お笑いパートのおっさんの1人、シウ・プリャオ (許不了)は台湾一代笑匠とも呼ばれたコメディアンで、1985年に34歲の若さで亡くなった。また、ビリー・ザ・キッド役のデヴィッド・タオ(陶大偉)は2012年に69歳で、チョビヒゲ役のソン・イエ(孫越)は2018年に87歳で亡くなっている。

日本公開時のキャッチコピーの1つが、「彼の目が澄んでいるのは、きっと、あなたのせいだ。」だって(笑)。こういうイタい扱いをジャッキーも日本でされてた時期あったよな(笑)

主題歌の♪ウ~ララ!カカカ、ウ!ラ!ラ!♪の部分だけが、したくもないのに脳内ヘビーローテーションしてやがるー!!(笑)